
シルバーアクセサリーの世界でビル・ウォールは「最後の巨匠」と呼ばれています。最も特徴的なのはその製法で、現在主流とされている「ワックス」での原型製作を使わずに、金属に直接加工を施しています。
この方法を取り入れる職人はごく少ないといわれ、高い評価を受けていますね。レザーや石から金属に至るまで、厳選され尽くした素材を駆使して、海や自然から影響を受けたという独特な感性を見事に具現化することで、自らの世界観を創っています。
また、全ての製品のクォリティを落としたくないという強いこだわりをもつことで、デザインから完成までを自らのファクトリーで徹底した管理のもと製作しています。
そんな彼の元で技術を学んだ職人の中には「ガボール・ナギー(故人)」「ギローム・パジョレック」「トラヴィス・ワーカー」など、現在のシルバーアクセサリー業界の第一線級が名を連ねています。
1985年の創立ということで、かのクロムハーツより長い歴史を持つビルウォールレザー(BWL)は、古くから著名人の注目を浴びていました。1980年代に輝かしい活躍を果たしていた「ガンズ&ローゼス」のアクセル・ローズは、早くからビル・ウォール・レザーを身に付けていたというからスゴイ!やはり、一流は一流にしかわからない…ということでしょうか。